自家消費ソリューション最前線 「パワコン+蓄電池+オプティマイザ」の総合力

自家消費ソリューション最前線 「パワコン+蓄電池+オプティマイザ」の総合力

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自家消費ソリューション最前線 「パワコン+蓄電池+オプティマイザ」の総合力

産業用太陽光の自家消費ニーズが高まりをみせるなか、パワーコンディショナを軸とするファーウェイの自家消費ソリューションが注目を集めている。その理由は、どこにあるのか?そこから分かる、これからの自家消費型太陽光発電システムに欠かせない要件とは?

蓄電システム付き自家消費ソリューション
──システム構成図(PPA事業用の一例)──

パワコンだけではない
自家消費ソリューション

 企業や自治体を中心に、太陽光発電の自家消費に向けた動きが加速している。カーボンニュートラルを目指す世界的な潮流に加え、いまや自家消費は、エネルギーコスト高騰への対策として無くてはならないものとなっている。自家消費には、これまで以上にコストメリットが求められているともいえるだろう。
 こうした状況にあって、存在感を高めているのがファーウェイだ。従来から定評のあるパワーコンディショナに加え、近年立て続けに蓄電池やオプティマイザを市場投入し、トータルな自家消費ソリューションを提供するに至っている。

総合力に支えられた
多様な採用実績

 単相・三相それぞれに、多数の採用実績をもつファーウェイの自家消費ソリューション。PPA事業用の蓄電システム付き自家消費ソリューションなど、最新のニーズにも幅広く対応している。このほど、中規模産業用蓄電システム「LUNA2000-200KWH‐2H1」がリリースされ、同社の総合力はいっそう強化された。注目度は高まるばかりだ。

自家消費ソリューション導入事例


出展:ファーウェイ・ジャパン

 

ファーウェイ自家消費ソリューション、
注目のポイント

POINT1

高精度な負荷追従で
発電量を最大化

 売電を行わない自家消費型太陽光発電では、逆潮流の制御が大きな課題となる。RPRによって、逆潮流を検知したら発電を一時的に停止させることはできるが、RPRが頻繁に作動すると発電量の喪失になってしまう。そのため、消費電力量に合わせて発電量をコントロールする負荷追従機能が重要な役割を果たすことになる。
 ファーウェイの自家消費向けパワーコンディショナは、高精度の負荷追従制御に対応する。高速追従が可能なため、発電量を消費電力量に極限まで近づけることができる。つまり、発電量の最大化を実現できるのだ。

POINT2

パワコンのAFCI機能で
火災リスクを低減

 自家消費型太陽光発電は、多くの場合、工場などの屋根上に設置することになるので、小さな火災でも重大な事故につながりかねない。そのため、できるだけ火災リスクが小さい、安全な発電システムであることが求められる。
 太陽光発電システムの火災原因の筆頭に挙げられるのが、アーク放電だ。ファーウェイのパワーコンディショナには、アーク放電の発生を瞬時に検出し、0.5秒以内に電流を遮断するAFCI機能が装備されている。火災の発生を未然に防ぐことができる、安全性の高いシステムとなっているのだ。

POINT3

蓄電システムと連動し
究極の自家消費を実現


中規模産業用蓄電システム
LUNA2000-200KWH-2H1

200kWh×4基で最大800×kWh
設置可能/モジュール化により故障リスクを分散/蓄電状況の遠隔監視

 本格的な自家消費時代に向けて、大きな鍵となる蓄電池。ファーウェイはこのほど、住宅用蓄電システム、系統用蓄電システムに続いて、産業用自家消費に最適な200kWhの中規模蓄電システムをリリースした。
 この中規模蓄電システムは、幅2150mmx高さ2100mmx奥行950mmのキャビネットに12基のバッテリーパックを搭載する。バッテリーパックには、それぞれバッテリーオプティマイザが装備されており、バッテリーパック単位での最適化が可能だ。
 ファーウェイでは、これを「スマート分散型蓄電システム」と呼び、一般的な集中型蓄電システムと区別する。このシステムなら、1基のバッテリーパックが故障しても、他のバッテリーパックへの影響がない。故障個所のモジュラー交換だけで済むので、完全回復までの時間も短く、高い稼働率を維持することができる。

POINT4

オプティマイザにより
パネル設置場所を拡大


スマートPVオプティマイザ
SUN2000-1300W-P

パネルごとの最適管理/平均発電量5~30%上昇/設置パネル枚数平均50%以上増

 屋根上は設置スペースが限られるうえ、空調ダクトや看板など影の原因となるものも少なくない。太陽光パネルのレイアウトにあたっては、大きな制約となるものだ。
 ファーウェイは、この問題を解決するデバイスとして、スマートPVオプティマイザを用意している。太陽光パネルに装着し、各パネルの発電量が最大になるよう電流と電圧を最適化するものだ。それぞれのパネルが相互に影響を及ぼすことがなくなるので、影による損失を最小限に抑えることができる。発電ロスを気にすることなく、限られたスペースに、より多くのパネルを設置することも可能となる。

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